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国家試験受験を控えた今くらいの時期(だいたい3~4か月前くらい)になると、急にこんな悩みが湧き出す方がいらっしゃいます。
「あの・・・計算問題が苦手なので・・・捨ててもいいでしょうか・・・( ^ω^)」
なるほど。
私の考えとしては
捨てて合格している人もいるので、絶対ダメではないです。
ただし“捨て方”っていうものがあるんじゃないかな?
とは思います。
計算問題苦手な方へ、今からでもやるべき最低限の対策をご紹介します。
なお、計算問題と言っても、薬剤師国家試験で出題される計算問題には様々なものがあります。
今回は以下の分け方で話を進めます。
①物理・薬剤の計算(反応速度、薬物動態など)
②衛生の計算(疫学、BODなど)
③実務の計算(秤量、濃度など)
それではお願いします。
①物理・薬剤の計算
直前期にできること・・・これは難しいです。
苦手でどうしようもない場合は“捨てる”ことも視野に入れたほうが良いかもしれません。
ただ少しだけ怖いのは必須問題の足切りです。
よって、公式1つで解けるような計算は対応できるようにしておいたほうが無難です。
まずは必須問題の計算を一通り解いて、基本的な公式(反応速度式など)を覚えると良いです。
その知識だけで解答できる理論や実践問題が出題されたら「ラッキー」くらいに思いましょう。
正直、①の計算は苦手な受験生が多いため、出来ないことをそこまで気にする必要はないですよ☺
②衛生の計算&③実務の計算
②③はまとめていきます。
優先順位をつけるなら③>>②です。
(ちなみに①も含めれば③>>②>>>>>>>①って感じです)
②③に関しては、①と違って「複雑な公式」も「ややこしい計算」もありません。
簡単な公式利用と%の計算が多いです。
ここを苦手だから捨てるというのはもったいないです。
また、実務の計算は正しい調剤を実施する大前提なので、薬剤師になる皆さんには間違ってほしくありません。
②③を対策するには
①はもういいです笑(もし対策するなら②③に倣ってください)
②③が苦手な方は対策しましょう。
ではどうやって対策するか・・・3パターン用意しました。
パターン1:参考書&過去問使用
持っているツールで対応するなら、②③の計算分野に該当する範囲をピックアップして、参考書読みながら過去問を解くという王道スタイルで進めましょう。
同じような問題を何問も連続で解き進めれば、必要な公式や考え方がだんだん身に付きます。
パターン2:計算問題集使用
これはパターン1の範囲ピックアップを省略したものです。現状、薬剤師国家試験の計算問題集で使えるものは、薬学ゼミナールから出版されている「薬学生のための計算問題集 薬ゼミ流~計算革命~」くらいです。
物理・薬剤の計算に多くのページが割かれていますが、この問題集の「衛生」「実務」の範囲だけを繰り返して、必要な公式及び考え方を身に付けましょう。
パターン3:予備校講義参加
最終手段は予備校です。計算対策講習会やオンデマンド配信の講座が色々な予備校で実施されております。
深く考えず、予備校の情報を駆使して対策するということになります。
まとめ
最初の質問です。
「あの・・・計算問題が苦手なので・・・捨ててもいいでしょうか・・・( ^ω^)」
答え
①物理・薬剤 は必須問題だけ解いておく。
②衛生 ③実務 は3パターンのうちどれか1つで必ず対策をする。(優先順位は③>>②)
です。
割り切って合格を目指しましょう!
ありがとうございました。
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