いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
前回、範囲としては「立体・酸塩基が重要」という話をしました。
今日は実際にどういった点に着目して勉強していけば良いかを書きます。
立体化学
薬剤師国家試験における立体化学の勉強ポイントは以下の3つです。
①不斉炭素を見つけてRSがつけられる
②言葉の定義がわかる
③様々な立体構造の表し方
簡単に書きましたが、実際の国家試験問題を例に補足しますね!
こちらは第107回国家試験の問題です。
上記の立体化学の勉強ポイントと照らし合わせていくと
①に関しては、直接問題として問われてはいませんが、正誤を判断する際の1つの手段として必ず「RS配置の見極め」は必要になります。
②は、この問題で問われている「エナンチオマー」「配座異性体」といった言葉がわかっているか。
③は、この問題を解く上で最も大事な「シクロヘキサンのいす型配座」という構造の表し方を理解しているかです。他に立体構造の表し方の代表例として「ニューマン投影式」や「フィッシャー投影式」などがあります。
これら3つのポイントがわかっていないと、国家試験の問題を解くことは難しいです。
次回以降の連載にて、問題など用いながら解説をしたいと思います。
酸・塩基
酸・塩基は実際の問題を確認しましょう。
こちらは第106回の過去問です。酸の問題ですね。
国家試験において酸・塩基で出題されるのは本問のような「強さの比較」です。問題のタイプは色々ありますが、出題ポイントはほぼこれだけです。
よって、酸・塩基は「強さを比較する方法」をパターンに分けて勉強することになります。この方法に関しては後日詳細を解説しようと思っています。
以上が簡単ではありますが、勉強のポイントです。
次回以降でより詳細な説明を行っていきますね:-P
この2つの範囲の完成度を高めることが、国家試験の「化学」で得点する力をグッと高めます。
一緒にがんばりましょう!
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