化学の勉強はここから

【全7回】薬剤師国家試験の化学の勉強はここから始める!(第1回)

2023年8月20日

皆様こんにちは😄

さっそくですが薬剤師国家試験を受験する皆様向け、「化学」の勉強方法を書きます。

まず全7回の記事で一番基本的な部分を取り上げます。

必ず役に立つヒントを得られると思いますので、勉強に行き詰った際などに確認いただけると幸いです🤓

対象は誰でもですが、特に「化学が苦手やけど何とかしたい」という方に読んでいただきたいです。


今日は第1回として、以下3点さらっといきます。

①薬剤師国家試験の「化学」ってどんなん?

②私の経験談

この7回で目指すゴール

薬剤師国家試験の「化学」ってどんなん?

「簡単ではない」

です。

「難しい」というより「簡単ではない」です。

難しくてやっても無駄というレベルではなく、勉強すればある程度は点取れるという感じです。

ただ、苦手とする受験生は非常に多い科目です。

少し余談ですが

私が予備校講師時代「化学勉強したくない」「苦手」「嫌い」という生徒さんにたくさん出会いました。
“難しい”と感じることももちろんですが、「他の科目に繋がらないから意味なさそう」というイメージ

物理→薬剤

生物→薬理

化学→・・・???

的な感じで、化学は発展しないイメージたしかにあります。実際は衛生や薬理にも繋がっていますし、化学の知識で解ける他科目の問題もありますが、関連性が薄いのは間違いないです。だから「勉強にやる気が起きない=苦手なまま」となるようです・・・

話を戻します😀

6年制国家試験1発目「97回」以降、国家試験自体のシステムは変更(足切りとか相対評価とか)しました。←この辺りは厚労省HP大手予備校の情報を参考にどうぞ

では「化学の問題」についてはどうかというと、正直大きな変更はないです前より医薬品、生体成分の構造に絡めた色々なタイプの問題が出題さるようになったというくらい。問われ方が少し変わっているだけで、必要な知識に変更なしです。簡単という意味ではないです🫡実際、ややこしい問題増えてます✏️
高得点を狙おうと思えば、満遍なく全範囲を網羅する必要があります。

ただ、あえてこの全8回の記事では以下を宣言します。

「とりあえず立体化学と酸塩基だけやる」

理由は明確

“100%出る”

“必須で出る可能性高い(簡単)”

“やること少ない”

また、高得点を狙いにいくのは“薬理”などの高配点科目に任せておけば良いです。

もちろん上記範囲以外に、よく出る有機反応(アルケン、芳香族など)も勉強するのが理想です。でも、本当に時間なくてヤバイ、苦手でどうしようもない、という方は、とりあえず立体・酸塩基だけやって後は他科目に全力を注ぐでもOK(もちろん複素環の名前とか代表的な生体成分の構造など、他の科目でも重要になるような基本知識は必要ですよ!)

他科目の知識で解ける化学の問題も多いです:-P

※2025年2月追記
ここ数回の国家試験(特に109回や110回)は、問題のタイプがかなり変化しており、苦戦している受験生の方が多いようです。特に他科目の知識を使いつつ回答を出していくような問題が増えており、見た瞬間にフリーズしそうになるものが多いです🤮ただ、色々なタイプの問題に合わせて闇雲に過去問の内容を頭に叩き込むだけでは、本番で問題の見た目がガラッと変わったときに対処できない可能性があります。
まずは立体・酸塩基の基本を確実に頭に入れておくことが全てのベースになるので、最初から手を広げすぎないことをお勧めします!!!

私の経験談

「先生はいつも講義が早く終わっていたから、面倒で早く帰りたいのかと思っていました。けど国家試験受けている時、その理由がわかりました。」

これは国家試験を終えた生徒によく言われたことです。

予備校ではカリキュラムが組まれており、1年間又は半年間でどの範囲をどれくらい学習するかということが決められています。
もちろん出題される可能性のある範囲全てを講義するわけですが、私は全国の教室で恐らく最も「講義時間が少ない」講師だったと思います笑

その理由は、私が重要視していたのは全範囲の習得ではなく「出題される可能性の高い範囲の完成度を高める」ことにあったためです。生徒の学習時間を確保して重要範囲の勉強及び他科目の勉強時間に当ててもらいました。

化学における重要範囲は「立体化学と酸・塩基」です。

この7回で目指すゴール

これから学習するのは、薬剤師国家試験「化学」で最低限点数を取るために必要な最重要ポイントです😄予備校から出版されている参考書のように1~10まで全ての情報を載せているわけではないです(もちろんプラスで必要な情報は別の記事を色々アップしていきます🤓)。

まず必須となる知識を7回の記事で網羅しています🤓

「立体化学と酸・塩基」

この2つの範囲で必要な考え方を習得すれば、様々な問題に対応できるようになりますし、国家試験に100%出題されるため点数にも直結します

一緒にがんばりましょう!

100%出題されると言い切れる範囲はなかなかありませんが、この2つの範囲は絶対です🤓これを出題せずに国家試験を作成することは不可能です🤮

てことで今回は、実際にどういった点に着目して勉強していけば良いかをお伝えします:-P

詳細には入りませんが、今後勉強を進める際に常に意識しておきたい部分です😐

では、最後にこの2つの範囲で重要なポイントだけ整理して、今日は終了しておきますね😄

立体化学

まずは立体化学から説明しますね☺

薬剤師国家試験における立体化学の勉強ポイントは以下の3つです。

①不斉炭素を見つけてRSがつけられる

②言葉の定義がわかる

③様々な立体構造の表し方

簡単に書きましたが、実際の国家試験問題を例に補足しますね🤓

こちらは第107回の薬剤師国家試験です🤔

典型的な立体化学の問題です🤓

最初にお伝えした立体化学の3つの勉強ポイントと照らし合わせていくと・・・

①に関しては、直接問題として問われてはいませんが、正誤を判断する際の1つの手段として必ず「RS配置の見極め」は必要になります。

②は、この問題で問われている「エナンチオマー」「配座異性体」といった言葉がわかっているか。

③は、この問題を解く上で最も大事な「シクロヘキサンのいす型配座」という構造の表し方がわかっているかです。他に立体構造の表し方の代表例として「ニューマン投影式」や「フィッシャー投影式」などがあります。

これら3つのポイントがわかっていないと、国家試験の問題を解くことは難しいです🤮

酸・塩基

次に酸・塩基の説明に入ります🤓

酸・塩基は実際の問題を確認したほうが早いです🤔

こちらは第106回の過去問です。酸の問題ですね🤔

国家試験において酸・塩基で出題されるのは本問のような「強さの比較」です。問題のタイプは色々ありますが、出題ポイントはほぼこれだけです。

よって、酸・塩基は「強さを比較する方法」をパターンに分けて勉強することになります。

まとめ

薬剤師国家試験「化学」の対策についてお伝えしました。

簡単ではないけど、手も足も出ないような科目ではないです!難しい問題はみんな解けません!安心してください🤓

次回以降でより詳細な解説に進みます😄

【立体化学のポイント】

①不斉炭素を見つけてRSがつけられる

②言葉の定義がわかる

③様々な立体構造の表し方

【酸・塩基のポイント】

「強さを比較する方法」をパターンに分けて勉強する

です:-P

常に勉強のポイントを意識しておきましょう☺

この2つの範囲の完成度を高めることが、国家試験の「化学」で得点する力をグッと高めます。

一緒にがんばりましょう😄

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