薬剤師国家試験の「必須問題対策」って必須?

国家試験対策情報編

皆様こんにちは:-P

国家試験の受験勉強を進めている方は、9月頃から模擬試験を受験し始めますよね。

長時間の試験は疲れます。お疲れ様です。

模擬試験を受験した後によく出てくる話が

「必須問題ができない」

というもの。

予備校時代は良く聞きましたこの話。

では模擬試験で必須問題ができなかったから

「必須対策をしよう!」

なのか

私は「違う」と思います。

しかし、必須問題(必須レベルの問題)を解くことはとても良いことです。

ちなみに、97回以降の過去問だけで、すでに1000問以上あります。
※過去問題集として購入するのは恐らく直近5年分くらい。あとは青本等についている問題で、少なくとも500~600問以上には触れられると思います🤓

本日は「必須問際対策」について皆様と一緒に考えたいと思います。

必須問題の重要性

まず初めに

薬剤師国家試験に合格するために、必須問題って大事だと思いますか?

・・・

もちろんめちゃくちゃ大事です。

理論問題や実践問題と同じ点数がもらえるのに、難易度は格段に低いです。

また、国家試験という大事な試験初日の開始90問ですから、ここで波に乗れるかという“気持ちの面”でも非常に大切だと考えます。

もちろん、必須ができないから合格できないということはないです。頑張って勉強してきたけど本番の緊張で力を発揮できなかったという方もいらっしゃいますし、理論や実践で挽回できるチャンスは十分あります。

しかしながら、国家試験受験本番を必須問題レベルが怪しいと思っている状態で迎えた方には、なかなか厳しい道が待っていると思います。

「必須では絶対点が取れる。もし出来なかったら皆できてない」

くらいの気持ちで本番を迎えることが理想です。

必須問題の重要性は

・点数(理論、実践と同じ)

・気持ち

2つの面でとても高いと言えます。

必須問題に「対策」が必要なのか

「必須問題は大事というなら、対策して点を取ったほうが良いですよね!」

ということなんですが

その通りでもあり、ちょっと違うとも言えます。

必須問題は「平易」な問題が大半を占めます。それの対策って何か?と言われると、「ある程度勉強すれば出来るようになると思う」としか言えません。

例えば「〇〇の機序で作用する薬は?」とか、公式一つで完了する計算問題とか、これの“対策”ってそんな大げさなことではないです。

もちろん5択にしやすい問題など考えれば色々あるのでしょうけど、結局は「平易」な基本問題が出題されるに過ぎません。

要するに「必須問題は重要だから、必須問題が解けることを目的に勉強する(対策する)」というのはズレているということです。

「じゃあ、難しい理論問題や実践問題をどんどん解いていけば必須問題は解けるようになるってこと?」

答えは「その通り」です。

少し上でも触れましたが、必須問題は“ある程度”勉強すれば出来るようになりますが、理論や実践はなかなか結果が出ません。難易度が格段に高いためです。

なので、理論問題や実践問題に向けた勉強をすれば必須問題で全く分からない問題はほぼゼロにできます。

なんですが!!!🤮

こういう感じで勉強を始めて挫折というか先が見えない絶望感というか・・・結構しんどいんです。

理論問題や実践問題に向けた勉強をするというのは絶対必要ですし、それができれば必須問題レベルはクリアできるというのはその通りです。

ただ、実際に勉強を始めてみると、理論問題や実践問題の量と質に圧倒される場合が多々あります。

解けない問題多い時間かかる全然進まないそして焦る( ;∀;)

ここで明言しておきますが、ごくごくごくごく一部の優秀な方を除いて、理論問題・実践問題レベルが最初からスラスラ解答できる人はいません。なので安心してください。

ちょっと話を戻します。理論問題や実践問題に向けた勉強をしていくことは必須ですが、難易度も高く時間もかかり、なかなか進まない状況があるでしょう。

そんな時どうしましょうか。

何とか気合で乗り切っていくのも1つです。最終的には必要なことなので、ここで自分に鞭を打つということですね。素晴らしいことです。

別の科目に変えるのも良いですね。気分転換です。

最後に、今回1つ皆様に紹介というかやってみてほしいこと。それが「必須問題」です。

必須問題の使い方

繰り返しになりますが、過去問の必須はすでに1000問以上(※実際に過去問題集として用意できるのは500~600問程度と思いますが)あります!

これ分量すごいですよね笑

(ちなみに私が受験したときは必須の過去問は180問だけでした)

でも少し考えてみてください。この1000問以上の中で、一部の難問を除いてほとんどが平易な基礎問題です。

ということは、この必須問題はとても良い「教材」になります。

・難易度もそこそこ

・時間もかからない

・広範囲触れられる

理論問題や実践問題で詰まってしまって先に進めない方以外にも、国家試験の勉強を今から始めようという方、もしくは一通り勉強が終わって全体を見直したい方

必須問題をやりましょう。

なるべく時間をかけず一気に進めてください。知識の整理もできますし、勉強のポイントや暗記事項など、色々なことを教えてくれます。達成感も味わえると思います。

「必須問題ができない」の原因は

最初の話に戻ります。

模擬試験を受けたあと「必須問題ができない」となる方がいらっしゃいます。

多くの方に共通することは「勉強が進んでいない」という事実です。

受験生は勉強を開始する時期に大幅な差があります。模擬試験受験時点で全範囲終わっている方や、全く何もやっていない方など、様々です。

ただし共通していることは“理論問題や実践問題は難しいため点数に差は出ない”ということです。

逆に“必須問題”はある程度勉強している人が点数でます。よって差がつきます。

もし「必須問題ができない」と思った方は、自身の学習状況や模擬試験実施後の結果表を確認してみてください。簡単な問題で間違っていればそれは“勉強不足”ということです。

まとめ

色々書きましたが、結論としては

「必須問題のための必須問題対策は不要」

です。

ただ、必須問題は知識整理に大いに役立つツールであるため、必須問題を使った学習は効果的です。

必須問題を解くことが目的にならないように、このツールを上手く勉強に取り入れてみてください:-P

必須問題集や講習会もありますので、そういうものを利用してみても良いかもしれません。

以上です(^^)引き続き一緒に頑張りましょう:-P

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